香港島のセントラル




考えてみると、このコロナ禍の前後で、

日本は一気にキャッシュレスが進みました。

以前の「キャッシュレス」というと、

クレジットカードが中心で、

WAONやnanacoなどの電子マネーが少しづつ広がっていた時期。

ところが今では”○○Pay”が乱立し、まさに全盛の時代です。

一方で香港といえば、現金やクレジットカードに加え、

オクトパスカードが一般的な決済手段。

７年前の時点でも、これさえあれば交通機関はもとより、

コンビニや茶餐廳など日常の買い物に不自由しませんでした。

そしてこの７年間でどう変わったかというと、

基本的にはあまり変化していません。

現金は依然として必要で、現金のみ対応のお店もあります。

クレジットカードも使えますが、

小額であれば断られるケースもあります。

ただ、ある程度の金額であれば特に手数料もなく利用できます。

日常の小さな買い物では、今もやはりオクトパスが主流。

お店の方も「当然オクトパスで払うもの」

という感覚があるように感じました。

日本のような”○○Pay”系は使えませんし、

バーコード決済端末もあまり目にしません。

iPhoneのApple Payは、

モバイルオクトパスをエクスプレスカードにすれば利用可能。

つまり、オクトパス対応店ではApplepay経由でも支払える仕組みです。

その他のApplepayの”ウォレット”は利用していないのでわかりません。

中国系の「AlipayHK」などは宣伝を見かけましたが、

実際にどの程度使われているかは不明です。

観光客目線では、オクトパスと現金で

十分対応できる印象です。

高額利用にはクレジットカードがあれば万全です。

７年間で変わった点といえば、

MTRでタッチ決済のクレジットカードが使えるようになったことです。

オクトパスとは別の場所に

クレジットカード用のタッチ部が設けられていました。

また、エアポートエクスプレスでは

事前購入したQRコードチケットが使えるようですが、

自分では利用していないので、具体的な利用方法はわかりません。

飲食店では、茶餐廳で座席のQRコードを読みこんで

注文する方法を一度だけ体験しました。

訪れた複数店舗の中ではその1軒だけでしたので

まだ一般的なスタイルとはいえないようでした。

タクシーもやはり現金が主流。

ある程度の現金は持っておいた方が安心です。

それにしても改めて感じたのは、

日本の”〇〇Pay”の乱立ぶり。

香港は「オクトパス一択」なので、

とても分かりやすいのが対照的でした。

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